自転車のタイヤは太い方が良い?メリットとデメリットを詳しく解説!
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こんにちは!
さいきん、自転車のタイヤは太めが流行っていますね。ロードバイクでも太めのタイヤを履いたグラベルロードが人気。ファットバイクという極太タイヤの自転車も、ときどき街中で見かけます。
そこで今回は、自転車のタイヤ太さにどんな違いがあるのか、太めのタイヤのメリットは何なのか、詳しく解説します。
この記事を書いた人
hiro
2022年8月、日本最大級クラウドファンディングサイトMakuakeで16,951,800円の支援を達成したモンスター電動アシスト自転車の実行者。
豊富な販売経験からユーザーのニーズを熟知、電動アシスト自転車に限らず、自転車に関するお役立ち情報を積極的に発信し、自転車を愛する人々からの支持を得ている。
電動アシスト自転車の普及に情熱を燃やしている。
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この記事でわかること
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自転車のタイヤの太さの基準を知っておこう
日常生活での自転車利用に最適なタイヤの太さを知るための基準をご紹介します。
タイヤサイズは2種類の規格があります
自転車のタイヤサイズは、「インチ」表示と「ETRTO」表示の2つが主に使われています。前者は直径、後者は幅と内径をmmで表現します。
例えば、26インチのママチャリの場合、
●26×1-3/8(直径26インチ、タイヤ幅1-3/8インチ)
●37-590(タイヤ幅37mm、内径590mm)
となります。この数値はタイヤサイドに表記されています。
ちなみに、同じ26インチのタイヤでも、タイヤへの取り付け方によってさらにいくつかの規格があり、互換性がないので、ETRTO表記を確認するとまちがいがありません。
基準は、ママチャリのタイヤの太さで
市販の一般的な自転車、いわゆる「ママチャリ」のタイヤ太さは、1.5~1.75インチ(約38~44mm)です。これを基準に考えるとわかりやすいでしょう。
太いタイヤのメリット
太いタイヤを選ぶことで得られるメリットは多々あります。
乗り心地が良い
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タイヤが太いほど、振動を吸収してくれるため、乗り心地が良くなります。空気のクッションが効いてくれるわけですね!
悪路や段差に強い
太いタイヤは砂利道など未舗装の道路もガンガン走ることができます。また段差にも強く、街中の歩道と車道の段差の乗り上げにも安定しています。
パンクしにくい
パンクで多いのが、段差を乗り越える際に起こる「リム打ちパンク」これは、高圧が必要な細めのタイヤで、空気圧が不足しているときに多く起こります。
太めのタイヤならそもそも、そんな高圧な設定ではないので、リム打ちパンクは起こりずらいのです。
空気管理が細いタイヤよりラク
タイヤが太いほど空気圧の管理が楽になり、頻繁に空気を追加する必要がなくなります。細めのタイヤは高圧で走る設定になっているため、走らなくても空気が抜けてしまい、リム打ちパンクを引き起こしてしまうので、より繊細な空気管理が必要です。
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太いタイヤのデメリット
ただし、全てが良いわけではなく、デメリットも存在します。
スピードを出しにくい
太いタイヤは空気抵抗や地面との接触面積が増えるため、抵抗が増えてスピードを出しにくくなります。
走りが重い
太いタイヤは抵抗が大きい上に重量も増すため、ペダルを漕ぐ労力が必要になります。特に上り坂での影響が大きいでしょう。
長距離は疲れる
太いタイヤは短距離ではメリットですが、長距離を走ると、ペダルを漕ぎ続けることで疲労が蓄積します。ロードバイクのようにタイヤが細くて溝が少なければ、軽い力で漕ぐことができます。また慣性も大きく、ペダルを休めてもスピードの減衰が少ないので、長距離には有利です。
タイヤの太さは乗り方に合わせよう
自転車の使い方により、適したタイヤの太さも変わります。
走る道路の状況
未舗装の道や石畳など、路面状況が悪い場合は太めのタイヤがオススメです。反対に、走る道路が舗装路に限られる場合は、細めのタイヤの方がスピーディーに走ることができます。
走る距離
短い距離の移動が多い場合は道路の状況に合わせて太めか細めかを選ぶことになりますが、長距離を走る人は細めのタイヤの方がラクです。ただし、ダートも走るのであれば太めの方が安心です。ブロックがあまりゴツくないタイヤを選びましょう。
雨でも乗る
太いタイヤの選び方
デコボコか、ツルツルか
どこまで太くするか
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タイヤの重さもちょっと気にしよう
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太いタイヤはそれなりに重くなります。自転車は基本的に軽さは重視すべき重要ポイント。なぜなら坂道を登るしんどさが、重いほど増すからです。重さも気にしてみましょう。
タイヤを太くする際の注意点
太いタイヤに変える際には、以下の点に注意が必要です。
自転車に干渉しないか
フレームやブレーキとタイヤが干渉しないか、また太いタイヤが取り付けられるかを確認しましょう。ディスクブレーキの自転車は比較的太いタイヤを取り付けやすいですが、リムブレーキの場合は太くするのは難しいです。不安な場合は自転車ショップで見てもらいましょう。
チューブサイズを確認しよう
タイヤと同時にチューブも適したサイズに変更することが必要です。チューブには対応するタイヤサイズが明記されています。
リムに対応するかも確認しよう
太いタイヤを装着するにはリムの対応幅も考慮しなければなりません。リムに対応可能なタイヤ幅の記載があります。ちょっと分かりにくいので、最初から付いていたタイヤよりかなり太くしたい場合は、自転車屋さんに相談してみましょう。
極太のファットバイクもあります
極太タイヤの自転車、ファットバイクにも触れておきましょう。セミファットは3インチ、ファットは4、5インチのタイヤが特徴です。本当にファットです!雪道も走破することができます。その反面、スピードは期待しないでくださいね。もちろん、これだけ太いと、専用のフレームが必要。ファットタイヤに乗ってみたい人は、ファットバイクを購入するしかないですね。
まとめ
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いかがだったでしょうか。タイヤの太さは走りに大きな影響があります。自分の使い方にあった太さのタイヤを選びましょう!
今回のまとめです。
太めのタイヤはとにかく乗り心地が良い!
太めのタイヤは安定して走れる!
その代わり、スピードはあまり出ません!
タイヤの太さは、自転車、使い方、走り方で決めよう!
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