自転車のタイヤ交換の金額は?自分でもできるの?

走行中の自転車の後輪
自転車のタイヤがパンクしたとき、あるいは古くなって交換が必要なとき、あなたはどうしますか?
自分で交換する?それとも修理店に依頼する?
そして、修理してもらうといくら位かかるの?そんな疑問にお答えします。


この記事を書いた人


hiro


2022年8月、日本最大級クラウドファンディングサイトMakuakeで16,951,800円の支援を達成したモンスター電動アシスト自転車の実行者。


豊富な販売経験からユーザーのニーズを熟知、電動アシスト自転車に限らず、自転車に関するお役立ち情報を積極的に発信し、自転車を愛する人々からの支持を得ている。


電動アシスト自転車の普及に情熱を燃やしている。




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この記事でわかること

タイヤ交換中の自転車
☑  自転車のタイヤ交換って、自分でできるの?
☑  自転車のタイヤ交換は、頼むといくらくらいするの?
☑  タイヤを変える目安が知りたい

以上が分かります。自転車にとって重要なパーツであるタイヤは、消耗品。いつかは訪れる交換時期に備えるために、役立つ情報をお届けします!


自転車のタイヤ交換は自分でする?修理店に依頼する?

自転車のタイヤ交換、実際にはどういう選択肢があるのでしょうか?

実は自分でやる人もいます

スポーツ自転車のクイックリリース

確かに、自分でやる方法も存在します。高価な道具は必要ないので、慣れればそれ程難しくありませんが、初めての人にとっては難易度が高いかもしれません。

しかし、車輪が工具なしで簡単に取り外せる「クイックリリース」タイプなら、頑張れば自分で修理することもできます!(上の画像参照)クイックリリースはロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車に装備されていることが多いので、自分の自転車を一度確認してみてください。

自転車ショップなら確実

自転車ショップ

一方、自転車ショップに依頼すれば、確実にタイヤ交換ができます。しかし、それにはそれなりの金額が必要です。いくら位かかるものなのか、把握しておくと慌てなくてすみます。


また、その日中に修理してもらえるかはショップの込み具合や、持ち込む時間帯にもよります。また、大手家電量販店やホームセンターなどでは、基本的に数日預けるケースも多いようです。


まずは修理費用を知っておきましょう。有名自転車チェーンショップで、チューブを交換した場合、タイヤとチューブを両方修理した場合の概算費用を一覧にまとめたのでご参照ください。

チューブ交換費用一覧表

タイヤが工具なしで簡単に取り外せる「クイックリリース」タイプのスポーツ自転車だと、前輪・後輪による費用の違いはないことが多いです。工賃も、店舗によってはもう少し安かったりします。


一方、「クイックリリース」以外の自転車の場合、前輪と後輪で、作業工賃が異なります。圧倒的に後輪の方が高いです。その理由は、後輪にはスタンドや泥除け、リアキャリア、ブレーキなどが車軸に共締めされており、タイヤを外すのに手間がかかるから。


特に電動アシスト付きの場合は重量も重く、作業が大変です。そして前輪も、電気系統のケーブル取り外しが必要なので、やはりシティサイクルよりも作業料が高くなっているのです。

タイヤとチューブ交換費用一覧表

タイヤも変える場合、シティサイクルと電動アシスト自転車は、サイズが合えばほぼ共通のタイヤを使います。電動アシスト自転車の方が重量的な負荷が高いので、肉厚なタイヤを使う方が良いですが、値段的にはそれほど大きく異なることはないでしょう。


クイックリリースが付いたスポーツ自転車の場合は、タイヤの選択肢がグッと広くなります。シティサイクルのように3,000円程度のタイヤもありますが、一本一万円を超えるようなタイヤもザラです。よりスポーティな走りを楽しみたい方は、ワンランク上のタイヤを選ぶことをおすすめします。乗り心地が変わりますよ。

自転車ショップでのタイヤ交換料金、どうやって決まるの?

タイヤやチューブの交換は、自転車によってもお店によっても金額が異なります。費用が決まる要素を把握しておきましょう。

商品代だけでなく工賃もかかる

自転車と電卓

タイヤ交換の費用は、新しいタイヤの価格に加えて、交換作業の工賃が必要です。この工賃は店舗により異なるため、事前に確認することをおすすめします。


工賃は前輪・後輪、スポーツサイクル、一般のシティサイクル、そして電動アシスト自転車など車種でも変わります。スポーツサイクルは工具なしで簡単に車輪を取り外すことが出来るので比較的工賃は安くなる傾向です。反対に電動アシスト自転車のとくに後輪は、重量も重く、ブレーキや変速パーツ、スタンドなども取り外す必要があるので、工賃は高くなります。


タイヤの金額はかなり幅がありますが、一般的なものなら1本3,500円位から。タイヤを交換するタイミングで中に入っているチューブも一緒に交換することが多いです。


チューブは価格のバラつきは少ないです。電動アシスト自転車対応の肉厚で丈夫なもので大体1,500円位、通常のもので1,200円前後でしょう。ただし、ロードバイクなどスポーツタイプだと少し高くなります。

前輪、後輪による違い

自転車の後輪
前輪と後輪では、交換にかかる工賃が違う場合があります。一般的なシティサイクルでも後輪の方が工賃が高くなることが一般的です。なぜなら、後輪には両立スタンドやリヤキャリアなどを取り外す場合もあり、前輪より手間がかかるからです。前輪で2,000円位、後輪だと4,000円近くなるケースもあるようです。

電動アシスト付自転車は高くなる

電動アシスト自転車
電動アシスト自転車の後輪は、内装ギアやブレーキなど、様々なパーツが車軸に取り付けてあって作業量が多くなります。工賃だけで4,000~5,000円程度かかるでしょう。前輪の場合はだいたい3,000円~4,000円程度になることが多いようです。重量もかなり重いので、シティサイクルよりも高くなってしまうのは仕方ないですね。

チューブとタイヤは同時に交換?

自転車のチューブとタイヤ
タイヤ交換の際には、内部のチューブも同時に交換することが多いです。タイヤがダメージを受けている場合、タイヤと同じ期間使用していたチューブも劣化している可能性が高いです。せっかくタイヤを取り外すので、一緒にチューブも交換しておいた方が、パンクのリスクがグッと下がります。

パンク修理との違いとは?

パンク修理
一般的に、「パンク修理」はチューブに出来てしまった穴にパッチを貼って修理します。チューブはそのまま使うので比較的安価です。おおよそ、千数百円程度。ただし、全体的にチューブが劣化している場合、穴の開いた部分を修理しても、また違うところに穴が開く可能性あります。そんな場合は新しいチューブに交換する方が安全です。

一方、チューブ交換はチューブ自体を新しいものします。その際、タイヤに不具合があれば一緒に交換することもあります。タイヤを交換する理由は、
●タイヤに穴が開いた
●タイヤ表面のミゾがすり減ってツルツルになった
●タイヤの接地面やサイド部分にひび割れが入った
など。

空気をしっかりと入れて走ることで、タイヤの寿命は伸ばすことができるだけでなく、パンクのリスクも圧倒的に減少します!最低でも月に一回を空気を入れましょう!

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タイヤ交換にかかる時間

タイヤ交換のための時間も重要な要素です。どのくらい時間を予定すべきでしょうか?

前輪、後輪でも作業時間は異なる

後輪の交換

画像出典:Amazon

前輪のタイヤ交換は比較的短時間で完了しますが、後輪はギアやチェーンの取り外しが必要なため、時間がかかることが多いです。

 車種別

スポーツタイプの自転車

また、自転車の種類によっても交換時間は異なります。例えば、ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツタイプの自転車は、簡単に車輪を取り外すことが出来るので、作業時間は短くなります


逆に時間がかかるのは、電動アシスト自転車、それも後ろに子供用のチャイルドシートが付いているタイプ。取り外すパーツがダントツに多く、重量も重たいので、手間も時間もかかります。

タイヤ交換してくれるお店とは?

自転車のタイヤ交換を依頼できる場所について説明します。

自転車shop

自転車修理場
専門店では、豊富な種類のタイヤから選ぶことができ、また、専門的な知識を持ったスタッフが対応してくれます。タイヤの在庫があって、当日修理の受付時間内であれば、その日のうちに修理してもらえるでしょう。

ホームセンター

ホームセンター

一方、ホームセンターでもタイヤ交換は可能です。しかし、タイヤの種類は限られていることが多く、また、専門店ほどの知識を持ったスタッフがいない場合もあります。その日のうちに作業してもらえず、翌日以降に取りに行く、というケースが多いようです。

自分でタイヤ交換してみよう!

さて、自分でタイヤ交換をする方法について見てみましょう。

用意する道具

タイヤ交換の作業場

タイヤ交換には、14mm or 15mmのレンチタイヤレバー新しいタイヤとチューブ空気入れが必要です。これらの工具は自転車店やホームセンターで購入できます。タイヤとチューブにはサイズがあります。必ずサイズが合っているか、確認することがとても重要です。

タイヤ交換する7つのステップ

自転車のタイヤとチューブ

1. タイヤ(車輪)を自転車本体から外す

2. タイヤの空気を抜く
3. タイヤレバーを使って、古いタイヤを外し、中のチューブも取り出す
4. 新しいタイヤの片側をリム(車輪)にセットする
5. タイヤの中に新しいチューブを入れ、タイヤを完全にリムにはめ込む
6. 空気を入れる
7. タイヤ(車輪)を自転車本体にもどす

このステップを踏むことで、自分でタイヤ交換をすることが可能です。

タイヤの交換、どんなときに必要?

タイヤ交換が必要となるタイミングを知ることは大切です。

ミゾが減ってきた

自転車のタイヤの溝

タイヤのミゾが減ってきたら、交換のサインです。ミゾが少なくなると滑りやすくなり、雨天時の走行は特に危険です。

サイドが割れている

自転車のタイヤのサイド

タイヤのサイド部分が割れたり、繊維が切れているのも危険。ゴムが劣化している証拠です。この状態だと、パンクのリスクが高まります。サイドの割れを引き起こすのは、空気が少ない状態で走行すること。タイヤがペチャンコにつぶれてた状態で走ることになり、圧力に負けてサイドが割れてしまうのです。

自転車にとって、空気管理はとても大切。タイヤの両サイドをつまんで、少し潰れる位の硬さを保つようにしましょう。空気管理を楽にしてくれる電動空気入れはとてもおすすめです。手間と面倒くささが半減します。

数年乗っていない

錆びた自転車

長い間自転車に乗っていない場合、タイヤが劣化している可能性があります。見た目にはわかりにくい場合もあるので、定期的な交換がおすすめです。

タイヤ交換するメリット

タイヤ交換にはどんなメリットがあるのでしょうか?

タイヤによって、走り心地が全然違う!

自転車を漕ぐ女性

新しいタイヤは、古いタイヤと比べて走り心地が大きく向上します。特に、劣化したタイヤから新品に交換するとその差は歴然です。

楽に走れる

自転車を漕ぐ女性

タイヤを新しくすると、抵抗が少なくなり、楽に走ることができます。特に長距離を走る場合、新しいタイヤは大きな違いを生み出します。

タイヤを長持ちさせる方法

最後に、タイヤを長持ちさせる方法をいくつか紹介します。

 空気をしっかり入れて走る

自転車に空気を入れる様子

タイヤの空気圧を適切に保つことで、タイヤの寿命を延ばすことができます。特に電動自転車は重量が重いので、タイヤがつぶれやすいです。そのため、しっかり空気を入れておくことが重要です。

おすすめの空気入れは電動タイプ。力が要らないし、時間もかかりません!こちらの記事で詳しくご紹介!

 雨や直射日光を避けて保管

雨の日の自転車

雨や直射日光は、タイヤの劣化を早めます。自転車を保管する際は、屋内や日陰がおすすめです。また、タイヤはゴムの特性により、乗っていても乗らなくても経年劣化します。ほとんど乗らないまま2~3年経過した場合、見た目はキレイでもゴムが劣化しているために固くなり、スリップしやすくなっている可能性があります。そんなときは自転車ショップで定期点検を受けると安心です。

エアコンの室外機のそばに置かない

エアコンの室外機

エアコンの室外機から出る熱は、タイヤを劣化させます。自転車の保管場所を選ぶ際は、これを避けるようにしましょう。

まとめ

走行するロードバイク

いかがだったでしょうか。タイヤについて理解を深めて、快適な自転車ライドを楽しみましょう!

今回のまとめです。

  • タイヤ交換は、がんばれば自分でもできる!

  • タイヤ交換の工賃はお店によって異なるので、調べておくと安心!

  • タイヤを長持ちさせるために、一か月に一度は空気を入れよう!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
少しでもお役に立てばうれしいです!


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