自転車メンテナンスにクレ556を使うなら、正しい使い方を覚えよう!
この記事を書いた人
hiro
2022年8月、日本最大級クラウドファンディングサイトMakuakeで16,951,800円の支援を達成したモンスター電動アシスト自転車の実行者。
豊富な販売経験からユーザーのニーズを熟知、電動アシスト自転車に限らず、自転車に関するお役立ち情報を積極的に発信し、自転車を愛する人々からの支持を得ている。
電動アシスト自転車の普及に情熱を燃やしている。
電動アシスト自転車のことを知りたいなら、まずhiroのTwitterをフォロー!
この記事でわかること
クレ556とは?
クレ556は、「さび落とし」や「潤滑剤」として、おそらくもっとも日本のご家庭に浸透しているのではないでしょうか。どんな場面で使うかと言うと、
●ドアを開け締めするとキーキーうるさい
● ネジがさび付いて固まってしまい、回せない
● カギがスムーズに回らない
● 植木ばさみが固くなった
まさに、日常生活の「困った」を解決してくれる万能選手。金属でできたものの動きを復活させてくれる、頼りになる存在として、大活躍してくれます。ホームセンターにもずらっと並んでいるので、手軽に購入することができます。そんな生活に密着したクレ556ですが、自転車のメンテナンスにも使うことができます。けれども自転車専用のオイルではないので、特性をよく理解して、上手に利用しましょう。
それでは、実際にどうやって使えばよいのか、これからご説明して行きますね。
メンテナンスの基礎
まずは、自転車のメンテナンスって、どんなことをするのか、簡単に整理しておきましょう。自転車のメンテナンスは、乗り心地を良くするだけでなく、自転車の寿命を延ばすためにも大切です。
自分で出来る自転車メンテナンスは2つ
自転車メンテナンスとは、自転車を快適に長く使うための定期的な点検や清掃、修理のことを指します。自宅でも出来るメンテナンスは以下の2点です。
①チェーンの清掃や注油
②タイヤの空気圧の確認
この2点のメンテナンスを適切に行うことで、自転車の走行性能を向上させ、乗り心地を保つことができます。難しい技術は必要ないので、自分で簡単に出来ます。順番に説明しますね。
①チェーンの清掃や注油
自転車の駆動をささえるチェーン。このチェーンによってギア(歯車)が回転、その力が伝わってタイヤが回り、自転車は走ることができます。チェーンには潤滑剤としてチェーンオイルが必須ですが、このオイルも使っているうちに落ちてしまうので、メンテナンスが必要です。
ときどき、サビサビのチェーンの自転車を見かけることがありますが、これは注油を怠った結果。自転車の性能も寿命も大いに損なわれてしまいます。漕ぐのに力が必要になって大変なだけでなく、そのまま放置するとチェーンがかかっているギアもどんどん削れて、チェーンが外れやすくなる、最悪チェーンが切れる、などのトラブルが起こります。そうなってしまうと、修理に多額の費用がかかってしまうのです。
チェーンをさびさせないためには、とにかく注油が重要です。できれば注油の前にウェスなどで軽くチェーンの汚れをふき取ると、さらに快適走りを楽しむことができますよ。
②タイヤの空気圧の管理
空気圧管理とは、常にタイヤに適正な空気が入っているように気を付けること。シティーサイクルやママチャリなら、手でタイヤサイドをはさむと、少しだけへこむ感じが適正です。
スポーツタイプの自転車なら、より高圧に空気を入れる必要があります。空気圧計が付いている空気入れで、使っているタイヤに表記されている適正な空気圧をキープしましょう。
ついつい面倒くさくて、空気を入れることを先延ばしにしがちですが、自転車で最も多いトラブルはパンク。空気をちゃんと入れておけば、パンクのリスクは激減しますよ!また、空気不足で走っていると、タイヤが潰れた状態で転がるのでサイドに割れが入ってしまうことも。タイヤの寿命も縮めてしまうことになります。
↓↓↓ 面倒な空気入れ作業をサクッと終わらるには、「電動空気入れ」がおすすめです!こちらの記事で詳しくご紹介しています! ↓↓↓
自転車のメンテナンスは、チェーンに油を指すことと、タイヤに空気を入れること。面倒この2つだけ頑張れば、自転車は快適に乗れるし、パンクリスクも大幅に下がるのでおすすめです!
↓↓↓
クレ556をチェーンに使っていいの?
さて、そこで我らが万能の潤滑スプレー、クレ556を自転車のチェーンに使うことは可能なのでしょうか?その答えは「使えます!しかしクレ556ですべての作業ができる訳ではありません!」です。
さび落とし・汚れ落としに有効
クレ556は、自転車の金属部分のサビや汚れを落とすのに非常に効果的です。スプレーを吹き付けることで、サビや汚れが浮き上がり、それを布で拭き取ることで、自転車の部品をクリーンに保つことができます。これにより、部品の摩耗を防ぎ、自転車の寿命を延ばすことが可能となります。
ただし、サビ取り専用の商品のように、「サビを溶かす」作用はありません。サビが強い場合には、サビ取り用に開発された専用のサビ取りクリーナーを利用しましょう。
チェーンの潤滑油には向いていない
しかし、クレ556は揮発性が非常に高く、雨や水分により流れやすい特性があります。そのため、チェーンやギアなどの潤滑にはあまり向いていません。これらの部分は摩擦が発生しやすく、適切な潤滑が必要です。そのためチェーンのメンテナンスには、自転車専用の潤滑油の使用をおすすめします。
おすすめのチェーンオイルは?
画像出典:Amazon
やはり、自転車専用のオイルを使いましょう。色々なタイプがありますが、スプレータイプが使いやすいでしょう。チェーンにスプレーを吹き付けた後、雑巾で余分なオイルを拭き取りましょう。余分なオイルは汚れを呼んだり、服が汚れやすくなったりします。
実際にクレ556を使ってみよう:簡単!3ステップ
クレ556の使い方、一体どうすればいいの?という方へ、ここでは実際にクレ556を使った自転車のメンテナンス方法を3つのステップでご紹介します。
自転車メンテナンスの準備
必要なものは雑巾やウェスだけですが、さらに軍手やメガネなどがあると安心です。クレ556が皮膚や目に直接触れることを防いでくれます。また、クレ556を使う際は、室内ではなく換気の良い場所で使用することをおすすめします。これは、クレ556の蒸気が空気中に広がるのを防ぐためです。
クレ556の注油方法
クレ556の使用方法はとても簡単です。
①サビや汚れがついている部分に向けてスプレーする。
②約10分ほど放置します。放置することでクレ556がしっかりと汚れや錆に浸透します。
③その後、布でしっかりと拭き取ることで、サビや汚れを落とすことができます。
ただし、クレ556は雨だけでなく、霧や結露などにも弱いです。また、チェーンには高い負荷がかかるので、オイルとしてはサラサラなクレ556は、潤滑効果が長く持続しません。サビや汚れをおとしたら、自転車専用のチェーンオイルを吹き付けておきましょう。
クレ556を自転車で使う上の注意点
ゴムや樹脂にかからないようにしよう
鍵穴には注意!後々、回らなくなるかも
また、クレ556をディンプル錠など、複雑な構造の鍵穴に使うのは避けてください。スプレー直後は回りやすくなるかもしれませんが、内部に残った油分がほこりや汚れと一緒に固まってしまい、鍵が回りにくくなる可能性があります。鍵穴には専用の錠前用オイルを使用するのが安心です。
まとめ
チェーンが快適だと、走り心地も快適、自転車が楽しくなります!クレ556やチェーンオイルを用意して、サクッとメンテナンスしましょう!
今回のまとめです!
クレ556は汚れ、軽いサビ落としに使おう!
クレ556は揮発性が高いので、チェーンオイルには向かない
チェーンオイルは自転車専用のものを用意しよう
関連記事
自転車に欠かせないメンテナンスである空気入れをストレスなく楽々こなす電動空気入れ。パンクしたくない通勤・通学・お買い物、一家に一台備えれば、お子さんでも簡単に空気を入れられます!
その他の人気の記事はこちらから⇊