自転車のタイヤに空気を入れてもすぐ抜けるのはパンクなの?

自転車と空気入れ
自転車のタイヤに空気を入れたのに、すぐ空気が抜けてしまう、そんな経験ありませんか?パンク?と思いがちですが、実はそれ以外にも原因があります。今回はそんなときに原因をはっきりさせる方法や、自分で修理可能な場合の対処方法を詳しくご説明します。


この記事を書いた人


hiro


2022年8月、日本最大級クラウドファンディングサイトMakuakeで16,951,800円の支援を達成したモンスター電動アシスト自転車の実行者。


豊富な販売経験からユーザーのニーズを熟知、電動アシスト自転車に限らず、自転車に関するお役立ち情報を積極的に発信し、自転車を愛する人々からの支持を得ている。


電動アシスト自転車の普及に情熱を燃やしている。




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この記事でわかること

自転車の空気を入れている様子
☑  空気を入れてもすぐに抜けるのはなぜ?
☑  空気が抜けるとき、対処方法は?
☑  空気のトラブルって防げるの?

以上のようなことが分かります。自転車に乗る人には必須のお役立ち情報です!


空気がすぐに抜ける理由は一つではない

自転車のタイヤに空気を入れても、すぐに抜けてしまう、あるいは、数時間で抜けてしまう。そんなときはすぐにパンクを疑ってしまうかもしれません。しかし、必ずしもパンクが原因ではありません。実は、いくつかの理由が考えられます。

バルブが緩んでいる

バルブ

タイヤから空気が抜けてしまう最も一般的な原因の一つが、バルブの緩みです。バルブとは、空気を注入するための穴の部分のことを指します。ここを締め付けるバルブナット(写真の赤丸部分)が緩んでいると、空気が漏れ出してしまうことがあります。

虫ゴムが劣化している

虫ゴム

虫ゴムはバルブの中にある細いゴムのことで、バルブを閉じる役割を果たしています。これが古くなると、硬くなったり割れたりして、空気を止める機能が低下します。

パンクしている

パンクした自転車

もちろん、タイヤがパンクしている場合も空気が抜けてしまいます。ガラス片や釘などが原因で、タイヤやチューブに穴が開いてしまうことがあります。ごく小さな穴の場合、とてもゆっくり空気が抜けるので、スローパンクとよばれたりします。そんな場合は、自転車店で見てもらうようにしましょう。

自転車店に行く前に、これだけはやってみよう

問題を解決するために、自転車店に持ち込む前に試してみるべきことがあります。

バルブを締めなおす

自転車のバルブ

まず、バルブが緩んでいないか確認してみましょう。バルブが緩んでいる場合は、手でしっかりと締め直してみてください。意外と緩んでいることって、多いです。

虫ゴムを交換する

バルブや虫ゴムの予備パーツ

次に、虫ゴムが劣化していないか確認します。虫ゴムが劣化している場合は、新しいものに交換することで問題を解決できます。虫ゴムを取り外してみて、ゴムがちぎれてしまっていたり、劣化して硬くなっていたら、かなり怪しいです。

それでも空気が抜けるなら、パンクの可能性

パンク修理

バルブを締め直しても、虫ゴムを交換しても空気が抜ける場合は、パンクしている可能性があります。その場合は、自転車店で修理を依頼しましょう。

虫ゴムの交換方法

虫ゴム

自分で虫ゴムを交換するのは、手順を覚えてしまえばそれほど難しくありません。

キャップとバルブナットを外す

キャップとバルブナットを外した車輪

まず、キャップとバルブナットを外します。反時計回りで回します。

虫ゴムを取り外す

取り外された虫ゴム

バルブナットを外したら、次に虫ゴムを取り外します。少し、力がいる場合がありますが、真っ直ぐ上に引っ張って外します。

新しい虫ゴムをセットする

虫ゴム

新しい虫ゴムをバルブの中にセットします。ここで注意するのは、虫ゴムが正しくセットされているかを確認することです。きちっと収まっているかを見ます。

元通りにバルブナットとキャップをしめる

バルブナットとキャップが絞められた車輪

新しい虫ゴムをセットしたら、バルブナットを元通りにしめ、キャップをつけます。これで虫ゴムの交換は完了です。

虫ゴムの進化版スーパーバルブもあります!

バルブナットとキャップが絞められた車輪

自転車のパンク防止には、最近では進化したスーパーバルブも存在します。しかし、すべてがメリットだけではないので、ご紹介します。

メリット

スーパーバルブは、バルブが自動で閉じる機能を持っています。これにより、空気が抜ける心配がほとんどありません。ゴムの劣化の心配もありません。

デメリット

その反面、空気のもれる原因が、バルブの故障なのか、パンクなのかが、切り分けができない、という欠点もあります。

虫ゴムはどこで買えるの?

虫ゴムは、一般的に以下の場所で購入することができます。

自転車shop

自転車店

自転車専門店では、多くの種類の虫ゴムを取り扱っています。専門的なアドバイスも得られるため、初めての方には特におすすめです。

100円ショップ

100円ショップで販売されているバルブセット

また、100均でも虫ゴムは販売されています。価格が手頃なので、予備を複数購入しておくと便利です。

空気がもれるトラブルを防ぐには?

空気が抜けるトラブルを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

空気管理をしっかりしよう!

タイヤの空気調整

定期的にタイヤの空気圧をチェックすることが重要です。空気圧が低いとパンクしやすくなるため、適正な空気圧を保つようにしましょう。

虫ゴムの予備を用意しておこう!

予備の虫ゴム

虫ゴムは劣化しやすい部品の一つです。予備の虫ゴムを常に持っていると、いざという時に困らないでしょう。値段も安い、小さな部品ですが、重要な仕事をしてくれる虫ゴム、おうちに置いておきたいですね!

タイヤ交換は定期的に

自転車のタイヤ

タイヤも劣化します。タイヤが劣化してくるとパンクしやすくなるので、定期的な交換を心掛けてください。また、タイヤがペチャンコの状態で走らないことも大切。パンクのリスクも減るし、タイヤも長持ちします。

まとめ

山道で自転車を押す女性

自転車のタイヤから空気が抜ける理由はパンクだけではないことがお分かりいただけたでしょうか?

今回のまとめです!

  • 空気がすぐに抜けるときは、まずバルブの緩みを確認!

  • バルブが緩んでいなかったら、虫ゴムを確認!

  • 虫ゴムは予備を用意しておくと安心!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
少しでもお役に立てば幸いです!


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